リトルカブ(モトブラン・デモ車輛)

ベースのリトルカブの車体構成(キャスターやトレール他)を
出来る限り活かした状態で、ブレーキや足回りをリフレッシュした1台。

リアにはリトルカブの面影はありますが、フロント周りの印象はどちらかと言うと、エイプのような印象。
左レバーが無いのがスーパーカブの証し。

マフラーはモンキー用の社外品を加工して取り付け。メインキーは今回、カブラのシートカウル部分へ移設。
ホイールが14インチの為か、非常にコンパクトに見えます。

エンジンは、スーパーカブ90ノーマルエンジンに、リトルカブの4速ミッションを組み合わせた以外は、ノーマル。
ただ、ヨシムラミクニのTM24MJNの効果が大きく、レスポンスが大幅アップ。街中でのキビキビした走りに貢献。

ハンドル周り。ディスクブレーキのリザーブタンクが目立つ以外はいつも行っている内容とさほど変わらず。
個人的に、もう少しスッキリとまとまらないか只今思案中。

今回、一番手間のかかったフロント周り。
本来、14インチのスポーク車でディスクブレーキの装着されている車輛が無い(と言うか、思いつかなかった)為、スポークのサイズとリムをワンオフ加工。14インチにこだわった甲斐があり、全体の見た目も良い具合にまとまりました。フロントフェンダーも、他車種の物を加工し装着。

メーターは、旧タイプではありますがタケガワのLCDメーター。
タイヤ径の変更に合わせて、速度計の補正が利くのが非常に有り難い機能です。見た目のレーシーな印象も好感が持てます。
上で書いたスロットルのツキの良さは、このハイスロも一つの要因だと思います。

今回、この車輛を作ろうと思った経緯に、「MDもどき」のハンドリングの素直さがあります。
「MDもどきに装着した、走りに不要な部品(キャリア他)を外すとどんな走りをするか?」当初思った疑問を形にしたら、
思った以上の楽しいハンドリングになってくれ、狙い通りの完成度に思わず笑みがこぼれます。
そう言った意味で、この車輛とMDもどきは私の中では「兄弟車輛」のように思います。