リトルカブ・MDもどき

本車輛は2013年にリフレッシュし、「CTもどき」としてマイナーチェンジを行いました。
変更後の詳細はこちら ⇒ CTもどき

はじめに、今回入荷した車輛が赤いリトルカブだったのでMDっぽく仕上げるカスタムを思いつきましたが、
他の色のリトルカブや、17インチのカブで製作しても面白いのでは?と思います。
この車輛のテーマは、カブ本来の目的である「運搬」の機能を私的に突き詰めたらこうなりました。

ブログでの製作過程の記事 ⇒ MDもどき関連(ブログコンテンツ)

が、早い話私がキャンプツーリングに行く為に、
如何に荷物を積んで快適に目的地まで行くかを突き詰めた結果の形です。

前後のシルエット。普段は、箱無しで乗っていますが、ツーリング時には何かと便利な赤い鉄箱を装備。
後ろのタンクは、ガソリン用のサブタンク。たかが1リットルですが、精神的に助かります。
勿論普段は使わないので、通常時は箱と一緒に外しています。

普段とツーリング、どちらでも非常に重宝するのが、シート前に装備した通称「銀行キャリア」。
ベトナム製の細長いタイプよりも丈夫で、重い荷物にも対応してくれる優れ物。
スーパーでの買い物や、ツーリング時の急に増えた荷物を積むのに、本当に有り難いです。この「グルグル」を、一度使うと手放せません!!

フロントには、カブ110PROのキャリアを装備。
FフォークはCD用ですが、ホイールやフェンダーが110PROの物なので、加工して装着。
どちらも同じホンダの純正部品ですが、「加工無し」と言う訳には行きませんでした…

フロント周りのボリューム感が上がり、バランスが悪くなったのでリアキャリアは、プレスカブの物に交換。
リアショックはカブ110用の純正品。ノーマル(リトルカブ)の物よりもシッカリ感がありかつ、乗り心地も良くなりました。

ハンドル周りは、店に転がっていた部品を寄せ集めて装着。
ポジションは、転がっていた物を適当に取り付けた割に、ベストなポジションでバッチリ!!
ナックルバイザーは、ジョージニトウさんからの寄贈品ですが、見た目によらず風防効果は意外と大きく、冬場には非常に有り難いです。
メーター周りは110PROそのままですが、そのままでは面白くないので只今、考え中。

エンジンは、耐久性と燃費を考えて90のノーマル。
ただ、ミッションはカブ50カスタムの4速ミッションに変更(と言うか、変更してあるエンジンがあったから)した物。
ファイナルのギア比はツーリングユースを考えて、ややハイギヤード気味に設定。
4速60km走行でノーマル90(17インチ車)より、エンジン回転数がやや低く感じる程度です。

この車輛を製作当初、「積載性を突き詰める」というコンセプトとは別に「純正部品のみで作っていく」と言うもう一つのコンセプトの結果、
気が付けば郵政車輛の「MD90」にイメージが近づいたように感じます。
勿論、一部社外製品を使用している部分もあるので、100%達成したとは言えませんが、そこは使い勝手を優先した結果なので大目に見て下さい。
肝心な走りは本家MD系とは違い、見た目以上に「軽快」かつ「安定感」の相反する乗り心地に非常に満足しております。